2021年の下半期に入りました。
6月30日の夏越の祓(なごしのはらえ)に、行ってみましたか?
「水無月の夏越の祓いする人は千歳の命延ぶといふなり」と唱えながら、左にくぐり、右にくぐり、最後に輪の中をくぐって社殿へ行きます。
この輪を「茅の輪(画像参照)」と言います。
今年前半の穢れ(けがれ)を清め、年始に立てた目標をもう一度確認して下半期のスタートをしたいと思います。
- 2021年7月の運勢(7月7日~8月6日まで)
- 7月は「夏の土用」
- 運勢の切り替わりは「7月7日」ではありません
- 7月の全体の運勢
- 7月の吉方位(きちほうい・きっぽうい)
- 7月の凶方位(きょうほうい)
- 7月の吉日
- 本命星別の7月の運勢
- 一白水星(昭和2,11,20,29,38,47,56,平成2,11,20,29年生)
- 二黒土星(昭和元,10,19,28,37,46,55,平成元年,10,19,28年生)
- 三碧木星(昭和9,18,27,36,45,54,63,平成9,18,27年生)
- 四緑木星(昭和8,17,26,35,44,53,62,平成8,17,26年)
- 五黄土星(昭和7,16,25,34,43,52,61,平成7,16,25年)
- 六白金星(昭和6,15,24,33,42,51,60年,平成6,15,24年)
- 七赤金星(昭和5,14,23,32,41,50,59,平成5,14,23,令和2年生)
- 八白土星(昭和4,13,22,31,40,49,58,平成4,13,22,令和元年生)
- 九紫火星(昭和3,12,21,30,39,48,57,平成3,12,21,30年生)
- まとめ
2021年7月の運勢(7月7日~8月6日まで)
7月は「夏の土用」
土用は年に4回ありますが、今年の「夏の土用」期間は、7月19日~8月6日です。
ちょうど、梅雨明けと重なる頃ですので、昔は、掛け軸や武具などを虫干ししていたようです。これを「土用の虫干し(土用干し)」と言います。
現代では、押し入れなどにある座布団や衣類、お布団などを干しますね。ダニに悩まされた湿気の多い季節から、カラッと夏を迎えますが、どうやら今年は猛暑のようです。
元気に夏を乗り切るために「うなぎ」をいただきたいですね。
今年の「土用の丑」の日は「7月28日(水)」です。
土用の丑の日にうなぎを食べるのは、「う」がつく食べ物を食べると夏を元気に過ごせる、という言い伝えをヒントに、うなぎ屋さんから相談された平賀源内(医者、学者、発明家、日本初のコピーライター)が「夏にうなぎを食べよう」という張り紙をお店に貼ったところ、うなぎの売り上げが上がったからだと言われています。
また、この日には「丑湯」といって、江戸時代では「薬草(桃の葉やドクダミ)を入れたお風呂に入る風習があったようです。
※参考文献:大谷光男『旧暦で読み解く日本の習わし』青春出版社、2003年
運勢の切り替わりは「7月7日」ではありません
運勢学上、7月は、節入りの7日「小暑:しょうしょ(※二十四節気と七十二候を参照)」から始まりますが、ボタンを押したように、7月7日から運気が「ガラッ」と切り替わるわけではございません。
早い人では、6月末頃から徐々に(運)気が変わってきたことを感じる方もおられます。もちろん個人差がございます。
二十四節気と七十二候
農作業をする上で、季節を知ることは重要です。そのため、二十四節気は中国で作られました。1年を24等分し約15日ごとに季節感がわかる名前をつけたのが二十四節気です。この二十四節気をさらに3つに分けたのが七十二候。一つ当たり約5日間ですので、より細かく季節感を表現できます。しかし、こちらも中国から伝わってきたもの、中国と日本は気候が異なります。そのため、七十二候は、幾度か改訂されています。なお、「二十四節気と七十二候」は太陽の動きを元に決められているため、毎年、同じ日付になるとは限りません。(参考文献:「日本の365日に会いに行く」永岡書店)
7月の全体の運勢
今年7月の月盤は、火の象意を持つ「九紫火星」が真ん中に居座ります。
今月のテーマは「九紫火星」です。九紫火星の象意は「別れ」。
「薬」「治療」という意味もあります。コロナの国産のワクチンの研究が進むことを期待したいですね。
また、九紫火星の象意には「華美」「虚飾」「虚栄」という意味もあります。7月23日(水)がオリンピックの開会式となっておりますが、本当に開催するのでしょうか?国を挙げてお祭りムードとはいかないような感染者数の増加・・・。
東京都知事の本命星は「三碧木星」です。三碧木星さんは、年盤も今月の月盤にも「破れ」が付きますので、「計画していたことができない」などの暗示がございます。
飲食店は、明るい兆しが見えそうですが、SNSなどでPRをすると良い月です。映画、音楽産業、ゲーム産業などは、計画の立て直しや業態の変化が迫られそうです。
気になること満載の7月。
7月の吉方位(きちほうい・きっぽうい)
今月は「東」が「天道方位(吉方位の一つ)」ですが、七赤金星の方や二黒土星の方は、それぞれ本命殺、本命的殺となりますので、吉方位とはなり得ません(五黄殺・暗剣殺・月破でなければ問題なし、という説もありますが、私の見解は、8大凶方位と重なった場合は天道は使えないという認識です)天道は、「最大吉方位に重なってたらラッキー」という感じで使うと良いと思います。
7月は、「南南西」が「月徳」、六白金星と三碧木星の方以外の皆さんは吉方位になります。
7月の凶方位(きょうほうい)
今月の凶方位は、五黄殺は「北」、暗剣殺は「南」、月破が「北北東」です。
開運旅行として二泊三日以上の旅行に行かれる場合は、これらの凶方位の他に本命殺や月命殺は避けましょう(一泊二日や日帰り旅行は、気にする必要はありません)本命殺や月命殺は、人によって異なります。ご自身の向こう12カ月の吉方位・凶方位を知りたい方は、こちらまでどうぞ。
7/19~8/6の夏の土用期間に「土用殺(南南西)」への旅行は控えた方が良い、という説もあります。一白二日程度なら、私は気にしませんが、そもそも土用期間は雨が多いですから、この期間は外して計画を立てた方が良い気はします。
7月の吉日
※厳密には、その日の干支とご自分の干支の相性が良くなければ、吉日にはならないのですが、そこまで占い師に観てもらわなくても良い、簡易的に吉日を知りたい、と言う方は、ご利用ください。
天赦日(テンシャニチ)
今月はありません。
次回の天赦日は、8月28日(火)です。
天赦日とは、年に数回のレアな吉日。何かを始めるのに適した日です。
2021年7月の一粒万倍日
一粒万倍日とは、何か事を始めると、一粒の籾が万に実るかの如く、発展する日と言われていますが、物を借りたり、お金を借りるのは良くないとされます。
7月9日(金)
7月12日(月) ※月三殺
7月21日(水)
7月24日(土) ※月三殺
8月2日(月)
8月5日(木) ※月三殺
月三殺や不成就日と重なると吉効果が半減します。何かを始めるのに良い日とされていますが「お金を借りる」ことは控えた方が良い日です。
その他の日
7/15(木) 隠遁始め(日盤の真ん中の数字が下がっていきます)
7月19日~8月6日 夏土用
7月28日(水) 土用の丑の日
2021年・辛丑・六白金星の展望と九星別の運勢(約50分)動画販売はこちら(半額)
本命星別の7月の運勢
※ご注意※ 節分(2/3頃)前に生まれた方は、前年が「生まれた年」となります。
ラッキー方位は、厳し目(引っ越しに使う方がいるかもしれませんので、万全を期して年盤の五黄殺、暗剣殺、歳破の方位も考慮しています)に観ています(他のサイトでは、3つ4つラッキー方位があるかもしれません。その場合は、月盤のみの吉方位でしょう。引っ越し以外でしたら活用しても良いでしょう)
一白水星(昭和2,11,20,29,38,47,56,平成2,11,20,29年生)
先月は、ちょっとしたゴタゴタなどがあって気持ちがふさがり気味だったかもしれません。
2021年7月の一白水星の運勢(動画で見る)は、一転して、スッキリ明るい運勢になり「頑張ろう」という気になります。頑張った分、良い方向へ進んでいきます。お金も付いてきます。迷わず、度胸を持つのが開運ポイント。忙しくなります。どこかのタイミングで、レジャーに出かけると良いでしょう。旅先では神社に行き、お土産には、まんじゅうを買ってくると運気アップ。交通事故に気を付けましょう。
※ラッキー方位:東
二黒土星(昭和元,10,19,28,37,46,55,平成元年,10,19,28年生)
2021年7月の二黒土星の運勢(動画で見る)は、兌宮に入るので、張りつめていた緊張を緩める月なの会食や映画、レジャーに行くなどお金を使う機会が増えます。一方、気が抜けて、体調を崩す人もいるかもしれません。そして今月は、これまでにやってきたこと、また、そのやり方や人との関係性について、ハッキリさせたくなります。例えば、交際相手に結婚を迫る、など、強引に無理強いしそうですので、開運のポイントは「焦らないこと」です。ご縁がなければ、9月には、離れていくでしょう。家族と過ごす時間が幸せをもたらします。金運は、目先の利益で動かないで。
※ラッキー方位:なし
三碧木星(昭和9,18,27,36,45,54,63,平成9,18,27年生)
今年の三碧木星さんは「破れ(歳破)」が付いているので、なかなか計画通りに進みません。2021年7月の運勢(動画で見る)も、月の破れ(月破)が付きます。今までやってきたことを放り出してしまいたくなるかもしれません。艮宮に入りますので、計画の変更やその責任を取る形で出処進退が問われたり、親しい人との別れもあるかもしれません。一人では答えが出ないこともあると思いますので、知識が助けになります。弁護士、税理士、会計士などの専門家に相談すると問題の本質が見え、解決が早いです。眼病に注意。
※ラッキー方位:なし
四緑木星(昭和8,17,26,35,44,53,62,平成8,17,26年)
2021年7月の四緑木星の運勢(動画で見る)は、離宮に入り暗剣殺がつきます。秘密がある人は暴露され、名誉を傷つけられたり、契約書などの文書の取り扱いに細心の注意を払いましょう。今月は、一時的な華やかさを味わうかもしれませんが、なんだか、空しい、不満、満たされない気持ちになりやすく、異性に心奪われ、ガードが緩くなり刹那的関係に陥りやすくなります。本屋さんや図書館に行き、精神性を満たす本を読むと良いです。
※ラッキー方位:なし
五黄土星(昭和7,16,25,34,43,52,61,平成7,16,25年)
2021年7月の五黄土星の運勢(動画で見る)は、坎宮に入ります。先月、結果を出したり、注目を浴びた人ほど、今月の地味な日々にギャップを感じ、退屈に思えてきます。しかし、今月は根を深く張る「創始」の月。2021年後半の計画を立てたり、構想を練りましょう。人脈を作ったり、勉強をするのには良い月です。健康面では、胃腸の調子がすぐれません。無理をしないように。滝を見てリフレッシュしましょう。
※ラッキー方位:西
六白金星(昭和6,15,24,33,42,51,60年,平成6,15,24年)
先月は、思い通りにいかず、精神的にも肉体的にも苦しい一カ月だったかもしれません。2021年7月の六白金星の運勢(動画で見る)は、坤宮に入ります。月の後半から運気が上がり、新しいことに挑戦しようとします。求職中の方は、手堅い職に付けそうです。一攫千金とか、すぐ結果が得ようとせず、コツコツとした作業がはかどります。あれこれ、目移りしやすいですが、今やるべきことを手堅くやることで8月以降に結果が出てきます。
※ラッキー方位:東、西
七赤金星(昭和5,14,23,32,41,50,59,平成5,14,23,令和2年生)
先月は、ストレスで胃腸の調子がすぐれなかった方もいますが、2021年7月の七赤金星の運勢(動画で見る)は、スッキリしてきます。芽が出る「春の部屋」震宮に入ります。自分から積極的に取り組んでも良し、相手からの依頼も増え、予想以上の利益を得たり、効果が出るでしょう。今月はSNSで積極的に発信すると反応がありますよ!ストレスが貯まったら、映画やライブに出かけたり、カラオケボックスでリフレッシュできそうです。
※ラッキー方位:西
八白土星(昭和4,13,22,31,40,49,58,平成4,13,22,令和元年生)
2021年の7月の八白土星の運勢(動画で見る)は、巽宮、「調う部屋」に入ります。今まで取り組んできたことが回り出します。仕事や結婚も整いそうです。主導権を持ってやる分には良いですが、欲を出し過ぎたり、他から持ち込まれる仕事や相談事に乗ると、悪い噂を立てられるかもしれません。人や相手にに流されずに「自分で決める」決断力を持つと運が開けます。ラッキープレイスは港。
※ラッキー方位:なし
九紫火星(昭和3,12,21,30,39,48,57,平成3,12,21,30年生)
2021年7月の九紫火星の運勢(動画を見る)は、中宮に入ります。良いこともあるし、そうでないこともあります。中宮は「極端」という意味があります。前半ゴタゴタした人は、後半落ち着きそうです。八方塞がり、停滞しているような気がしたり、自信を無くすかもしれません。それは、次のジャンプをするために、一旦、沈むような運気です。今月は引っ越したり、転職したり、業種替えしたり、何かと「動き」が出てきます。
※ラッキー方位:西
まとめ
今月の運勢が「良い」「悪い」と一喜一憂するのではなく、ご自身の人生設計を見据えた上で、今年一年、この7月をどのようにお過ごしになるのか、その参考になさっていただけましたら幸いです。2021年という全体の運勢を見据えたうえで、毎月の「キーワード」をご自身の生活に落とし込んで、活用くださいませ。
7月もお元気にお過ごし下さいますように。
四柱推命が難しかった方へ