九星気学は、吉方位を取り入れ自ら動いて、積極的に開運できるところが素晴らしい占術です。
この記事では、祐気取りについて筆者の体験を元にわかりやすく説明しました。
祐気取りとは
「祐気取り」とは、九星気学の本命星と月命星によって、日盤と時盤より「その日、その時間の吉方位を調べ、その方位へ出かけて2刻(4時間ほど)滞在し、良い気(エネルギー)を得て帰って来る」ことを言います。
九星気学で観る吉方位は、人によって違いますから、家族や友人と一緒に祐気取りは、なかなかできません。
良い気を得ることによって、「やる気が湧いた」「ラッキーなことがあった」など生活にツキを呼び込むことができます。「ただの気のせいじゃないですか?」という声が聞こえてきそうですが、そうです、「気」のせいなのです。
「良い気」を取り込んで、気分良く生活できれば、良いと思いませんか?
※「奇門遁甲(卜術)」の方位活用と「九星気学(命術)」の祐気取りは、全く異なるものです。どちらが効果的?等と比較できるものではありません。
吉方取り(祐気取り)の仕方
吉方位の神社の土や水をいただく(お水取り)という流派もありますし、多少やり方の差はあります。私は、個人的には、神社仏閣にあるモノを自宅に持ち帰るのは抵抗があり、私が実践している祐気取りの仕方は、土や水を取るのではなく、その目的地に行って「ゆっくり過ごすこと」をしております。
その土地の物(水や食べ物)を取り入れることで気を取り込むことができますから、カフェでゆっくりコーヒーやランチをいただいたり、スーパー銭湯があればお風呂に入ってくるのも良いと思います。
もちろん、何もせずボーっと芝生に寝転び流れる雲を眺めているのも構いません。3~4時間滞在して効果があると言われていますので、工夫して過ごしてみて下さい。
祐気取りの効果
効果の程は、「一度行けば5日間効果がある」と言われています。
これまでに何度も行っておりますが、祐気取りに行った後に、お仕事のご依頼を頂いたり、欲しいと思っていたものが半値でお安く買うことができたり、私としてはその効果を実感しております。
祐気取り体験
直近で行った私の祐気取りをご紹介します。
9時から11時までに到着できるのであれば「西」、11時から13時に到着できるのであれば「北東」が吉方位でした。
目的地へは、歩いて行っても電車で行っても良いのですが、目的地に4時間滞在する時間を考えて、往復の時間を考えると良いと思います。
どこかを経由して、目的地へ行ったとしても自宅から目的地の方位が吉方位であれば、迂回した方位は気にせずに、効果はあると言われています。吉方位に海があれば、私も電車で行くこともあります。
お手軽なところで「家から歩いて直接、吉方位へ行くのが良いのではないか」と私は思います。歩いて行ける所といえば30分ぐらいの所になると思いますので、片道1キロぐらいのところでも構いません。
そこにスーパー銭湯があれば、お風呂に入ってゆっくりうどんでも食べて帰ってきたらいいでしょうし、ただスーパー銭湯の開店時間は、12時からだったりします。
今回は、スケジュールの関係上9時から11時までに到着したかったため、スーパー銭湯は諦めて近くの神社に行ってきました。
世田谷八満宮は、近所ですので何度か行ったことはありますが、今回、初めて「茅の輪(ちのわ)」を見ました。
茅の輪というのは、疫病が流行った時に、参道の鳥居などに茅(かや)という草で編んだ直径2メートルほどの輪を作り、これを祝詞を唱えながら八の字に3度くぐり抜けることで、心身を清め災厄を払い下半期も無病息災で過ごせる、そうです。
生活の中で知らず知らずのうちについてしまった厄を払うことができ、「夏越の祓(なごしのはらえ)」である6月30日前からそれ以降もしばらくの間は茅の輪を設置している神社が多いそうです。※夏越の祓(なごしのはらえ)とは、上半年のケガレを落とし下半年の健康と厄除けを祈願する行事です。
ぜひ、皆さまも行かれてみてはいかがでしょうか。
祐気取りに行ったのに、「茅の輪くぐりで今年上半期の厄を落とせた」だなんてラッキーでした。すでに祐気取りの効果でしょうか?!
祐気取りで気をつけること
「気をつけること」とは、特別有りませんが、「方位の境目ギリギリ」や「時間の境目ギリギリ」は避けた方が無難です。時間は余裕を持って、方位は範囲の真ん中を行きましょう。特に東西南北は30度範囲しかありません。
祐気取りは陰陽のバランスを取る行為
忙しい毎日は、人は陽の気に傾きやすくなります。活動的、活発も過ぎれば、攻撃的、攻める雰囲気、になってしまいます。言葉もきつくなったり、イライラしてしまったり、呼吸も話し方も速くなってしまいます。だからこそ、意識的に陰の気を生活に取り入れることが大切です。
陰の気とは、何もしない時間、ゆったりと時の流れを感じながら、自分の内面を見つめる時間を持つことによって、陰の気を得ることが出来ます。
私は、祐気取りとは、「陰陽のバランスを取る行為」と認識しています。意識して、「陰の気を取りに行く=リラックスしに行く」イメージです。
ですから、目的地では、慌ただしくセコセコ動き回るよりは(ダメではありません。私もショッピングに勤しむこともあります)ゆったり過ごす、充電するおつもりで過ごされるのが良いと思います。
まとめ
九星気学の祐気取りは、吉方位、良い気(エネルギー)が巡る時間と方位へ出かけて帰ってくることです。
吉方位の出し方は、生年月日から出される本命星と月命星で割り出します。
1回すればその効果は、5 日続くと言われています。月に5~6回すると一カ月気持ちよくエネルギーチャージされた状態で過ごせるかもしれません。
また、最近、パッとしないな、という方もぜひ、祐気取りを試してみると良いかもしれません。
祐気取りをしたい方は、鑑定メニュー・毎月の吉方取りをご利用ください。