先月(8月)のテーマは「八白土星」でしたが、八白の象意である「家族」や「相続」、「改革」「停止」「閉店」について何かと考えさせられたり、直面された方も多かったのではないでしょうか。
コロナ終息の見通しが立たず、医療は実質崩壊、自宅療養下でいつ急激に悪化するかわからない、家族全員が感染してしまったり、最悪、突然の別れがあります。私の周りでは身辺整理をした方もおられました。
皆さまはいかがお過ごしでしたでしょうか。9月の運勢を共有して参ります。
- 2021年9月の運勢(9月7日~10月7日まで)
- お彼岸とおはぎ
- 「9月7日」に一斉に運勢が替わる訳ではありません
- 9月の全体の運勢
- 9月の吉方位(きちほうい・きっぽうい)
- 9月の凶方位(きょうほうい)
- 9月の吉日
- 本命星別の9月の運勢
- 一白水星(昭和2,11,20,29,38,47,56,平成2,11,20,29年生)
- 二黒土星(昭和元,10,19,28,37,46,55,平成元年,10,19,28年生)
- 三碧木星(昭和9,18,27,36,45,54,63,平成9,18,27年生)
- 四緑木星(昭和8,17,26,35,44,53,62,平成8,17,26年)
- 五黄土星(昭和7,16,25,34,43,52,61,平成7,16,25年)
- 六白金星(昭和6,15,24,33,42,51,60年,平成6,15,24年)
- 七赤金星(昭和5,14,23,32,41,50,59,平成5,14,23,令和2年生)
- 八白土星(昭和4,13,22,31,40,49,58,平成4,13,22,令和元年生)
- 九紫火星(昭和3,12,21,30,39,48,57,平成3,12,21,30年生)
- まとめ
2021年9月の運勢(9月7日~10月7日まで)
お彼岸とおはぎ
9月23日は「秋分の日」。秋分の日を中日とした「秋のお彼岸」は、お墓参りなど先祖供養をする期間です。
収穫したばかりの小豆で萩に見立ててこしらえた「粒あん」の「おはぎ(お萩)」を墓前に備えますが、春分の日を中日とした「春のお彼岸」は「おはぎ」とは呼ばずに「牡丹餅(ぼたもち)」と呼びますね。
それは、粒あんではなく、秋に収穫して冬にしまっておいた小豆が春には固くなってしまうため「こしあん」にして、季節の花「牡丹」に見立てて作るので「牡丹餅」と呼ぶようです(諸説あり)
「暑さ寒さも彼岸まで」と言われますが、昼と夜の長さが同じこの日を境に夜の時間が長くなり涼しくなっていきます。
また、空気が澄んで月が美しく見えるこの頃の月は「中秋の名月」と呼ばれ、満月の夜、今年の「十五夜」9月21日です。
お月見団子におはぎに和菓子を楽しめそうなのが9月のようです。
「9月7日」に一斉に運勢が替わる訳ではありません
9月は、節入りの7日「白露:はくろ(※二十四節気と七十二候を参照)」、正確には18:53から始まりますが、そこから運気が「ガラッ」と切り替わるわけではなく、人によっては、8月末頃から「徐々に」運気が変わってきたことを感じる方もおられます(個人差があります)
二十四節気と七十二候
農作業をする上で、季節を知ることは重要です。そのため、二十四節気は中国で作られました。1年を24等分し約15日ごとに季節感がわかる名前をつけたのが二十四節気です。この二十四節気をさらに3つに分けたのが七十二候。一つ当たり約5日間ですので、より細かく季節感を表現できます。しかし、こちらも中国から伝わってきたもの、中国と日本は気候が異なります。そのため、七十二候は、幾度か改訂されています。なお、「二十四節気と七十二候」は太陽の動きを元に決められているため、毎年、同じ日付になるとは限りません。(参考文献:「日本の365日に会いに行く」永岡書店)
9月の全体の運勢
9月の月盤は、「七赤金星」が真ん中に居座りますので、世の今月のテーマは「七赤金星」となります。
七赤金星の易の象意は「沢」、水に関すること、つまり、お金や情の流れ、出入りがあります。「秋」の部屋になりますので、収穫してホッと一息→気が抜ける→体調を崩す(長患いにはならないようです)方もいるかもしれません。
「悦び(喜び)」「社交」や「交流」「飲食」「恋愛」「レジャー」「口」、「鶏肉」「刃物」「三分の一不足」という意味もあります。
8月の感染爆発による外出自粛の反動で「レジャー、外食やデリバリーの利用が増え出費増」になりそうですね。そのため、これらの業界は潤うと観ます。
9月の月盤は、九紫火星に暗剣殺、三碧木星の定位に五黄土星が入り月破が付きます。今月の三碧木星は坎宮に入るので、お寿司屋さんや電器屋さんは停滞、電力不足も懸念されます。
占い師さんや美容関係、出版、教育関係は九紫火星になりますが、9月は暗剣殺がつきますので、不可抗力(今ならコロナ)や相手によって売り上げが伸びないと観ます。例えば、依頼が来ない、などです。商売は「相手」ありきなので、仕方がないところもありますが、10月は、同業者とコラボするとか組織改編するなど何らかの改革をするでしょう。
結婚のチャンスが来ているのは、六白金星です。パートナーがいる方は結婚が決まり、お相手がいない方は、恋愛よりも今月はお見合いや紹介が良いでしょう。
9月の吉方位(きちほうい・きっぽうい)
今月は「東北」が「天道方位(吉方位の一つ)」ですが、一白水星の方や四緑木星の方は、それぞれ本命殺、本命的殺となりますので、吉方位とはなり得ません(天道は「五黄殺・暗剣殺・月破は抑え込むことはできないが、本命殺や的殺は抑えられる」という説もありますが、私の見解は、8大凶方位、つまり、本命殺や的殺と重なった場合も天道は吉方位にはならないという認識です)天道は、「ご自身の最大吉方位に重なっていたらラッキー」という感じで使うと良いと思います。
9月は、「西」が「月徳」ですが、今月は「西」に暗剣殺が掛かっていますので、プラスマイナスゼロと言ったところでしょうか、九紫火星さんは。
9月の凶方位(きょうほうい)
今月の凶方位は、五黄殺は「東」、暗剣殺は「西」、月破が「東」です。
引っ越しや開運旅行として二泊三日以上の旅行に行かれる場合は、これらの凶方位の他に本命殺や月命殺は避けましょう(一泊二日や日帰り旅行は、気にする必要はありません)本命殺や月命殺は、人によって異なります。ご自身の向こう12カ月の吉方位・凶方位を知りたい方は、こちらまでどうぞ。
9月の吉日
※厳密には、その日の干支とご自分の干支の相性が良くなければ、吉日にはならないのですが、そこまで占い師に観てもらわなくても良い、簡易的に吉日を知りたい、と言う方は、ご参照ください。
天赦日(テンシャニチ)
8月28日(火)
次回は、10月27日(水)
天赦日とは、年に数回のレアな吉日。何かを始めるのに適した日です。
2021年9月の一粒万倍日
一粒万倍日とは、何か事を始めると、一粒の籾が万に実るかの如く、発展する日と言われていますが、物を借りたり、お金を借りるのは良くないとされます。
9月9日(木)
9月16日(木) ※月三殺
9月21日(火) 満月・十五夜
9月28日(火) ※月三殺
10月3日(日)
月三殺や不成就日と重なると吉効果が半減します。何かを始めるのに良い日とされていますが「お金を借りる」ことは控えた方が良い日です。
その他の日
9月20~26日 秋のお彼岸
9月23日 秋分の日(彼岸中日)
2021年・辛丑・六白金星の展望と九星別の運勢(約50分)動画販売はこちら(半額)
本命星別の9月の運勢
※ご注意※ 節分(2/3頃)前に生まれた方は、前年が「生まれた年」となります。
ラッキー方位は、厳し目に観ています(引っ越しに使う方がいるかもしれませんので、万全を期して年盤の五黄殺、暗剣殺、歳破の方位も考慮しています。他のサイトでは、3つ4つラッキー方位があるかもしれません。その場合は、月盤のみの吉方位だと思われます。引っ越し以外でしたら活用しても良いでしょう)
一白水星(昭和2,11,20,29,38,47,56,平成2,11,20,29年生)
2021年9月の一白水星の運勢(動画で見る)は、理想通りに物事が進まない現状から脱却しようと改善を図ります。普段は一匹狼の一白さんですが、今月は同業者からのコラボの誘いを検討してみたり、スキルアップを目指して勉強したい気になります。図書代や教材費が掛かるでしょう。また、親しい人や物、通い慣れた場所との別れがあるかもしれません。今月は、焦る気持ちに囚われず、「今できること」をコツコツ積み上げて吉です。結果は、その後についてきます。関節炎、腰痛にご注意。
※ラッキー方位:なし。
二黒土星(昭和元,10,19,28,37,46,55,平成元年,10,19,28年生)
2021年9月の二黒土星の運勢(動画で見る)は、内容問わず、これまでやってきたことが表面化します。頑張ってきた人は、ほめられたり評価されたり、昇進する人もいるでしょう。秘密や隠し事がある人は、バレてしまいます。一時的に華やかな、賑やかな、また、活発な月になりますが、心が満たされない、内面は不安を感じたり、部下や子どものことで心配事があるかもしれません。メールやラインの送信間違い、パスポートや通帳など貴重品の紛失に気を付けましょう。眼病と火傷にご注意。
※ラッキー方位:なし
三碧木星(昭和9,18,27,36,45,54,63,平成9,18,27年生)
2021年9月の三碧木星の運勢(動画で見る)は、「坎宮=冬の部屋」に入るため、思うように物事が進まなかったり、収入が減るなどして不安になりますが「影の援助」を得られます。部下や夫婦関係で不満が出るかもしれません。不満を相手にぶつけても解決はしないので、今月は、資格試験の学習や研究、人脈を作る、構想を練るなど自分と向き合う(自己研鑽)ことに集中すれば、相手への不満に囚われずに済みます。頼まれごとが増えそうですが、丁寧に引き受けることで信頼が増します。冷えからくる体調不良、婦人科や膀胱炎にご注意。
※ラッキー方位:北東
四緑木星(昭和8,17,26,35,44,53,62,平成8,17,26年)
2021年9月の四緑木星の運勢(動画で見る)は、運気が上昇しますが本調子ではありません。新しい仕事や活動に勤しみますが、ゴタゴタしそうです。土地・家屋のトラブルや勤務内容に対して欲が出る(待遇やシフトなど)ことによって人と揉めそうです。さらに、今月はカッとしやすいのでケンカに注意です。ケンカをすると信頼を失うので「お母さんのように」全てを受け入れていきましょう。持病や古傷の再発にご注意。
※ラッキー方位:北
五黄土星(昭和7,16,25,34,43,52,61,平成7,16,25年)
2021年9月の五黄土星の運勢(動画で見る)は、意欲が湧いて、色々なことに関心が向き積極的になります。自己PR、発信、宣伝もどんどんやってみましょう。結婚運も良いです。遠方や昔懐かしい方から嬉しいニュースが入りそうです。取引がまとまり、利益も上がりそうですが、月破が付いているため良い所で邪魔が入ったり「早とちり」や「見かけに騙されないように」また、「見られたくないものが見られてしまう」など注意しましょう。ノドに注意。
※ラッキー方位:南
六白金星(昭和6,15,24,33,42,51,60年,平成6,15,24年)
2021年9月の六白金星の運勢(動画で見る)は、今年一番の結婚・恋愛のチャンスです。交際が広がり出費が増えます。強気な一言や余計な一言に注意です。仕事も概ね良好なのですが、五黄土星が同会している今月は、思わず悪い噂を立てられたり、自発的に自分からやる分には良いのですが、依頼を引き受ける時に思わぬ失敗をしてしまいそうです。依頼事の「認識のズレ」がないように確認をしましょう。流行性の病気にご注意を。
※ラッキー方位:南
七赤金星(昭和5,14,23,32,41,50,59,平成5,14,23,令和2年生)
2021年9月の七赤金星の運勢(動画で見る)は、身辺が忙しい一カ月になりそうです。意識が大きくなったり、今後の人生の意義を考えて、仕事を辞めて旅に出たり、引っ越したり、仕事を辞めたり(変えたり)それまでの人生を一度、リセットしようとします。自分自身もそうなのですが、家族や親族などの事情もあって、親の家を相続したりなど、住まいを変えることになる人もいそうです。食あたりにご注意。
※ラッキー方位:南、北東
八白土星(昭和4,13,22,31,40,49,58,平成4,13,22,令和元年生)
2021年の9月の八白土星の運勢(動画で見る)は、売り上げアップや成績、実績、地位が上がりそうです。目上の方(恩師、役所、監督省庁)の助けがあります。公私ともに多忙な月になるのでリラックス、ほっと一息つきたい月です。契約がこじれる、金銭トラブル(投機的なこと)、お金の取り扱い注意、「金の切れ目が縁の切れ目」になりそうです。過労、眼病注意。
※ラッキー方位:南
九紫火星(昭和3,12,21,30,39,48,57,平成3,12,21,30年生)
2021年9月の九紫火星の運勢(動画を見る)は、将来に備えて準備や環境を変えようとします。貯蓄などにも関心が向き、資産を増やそうと投資をするのも良いでしょう。人付き合いや交流、会食などの機会があるので、浪費や失言にご注意を。今月は、計画通りに物事が進まず、部下や子どものことで悩みそうですが、今月は「始まりの始まり」創始の月となります。
※ラッキー方位:北
まとめ
易は、変化と言う意味です。常に変化しています。変化には不安や恐れが付きものですが、まだ起こってもいないことを心配していては、精神衛生上よくありません。
意識を今ここに(マインドフルネス)置き、ご自身の呼吸に意識をゆっくりと向けてみましょう。
2021年という全体の運勢を見据え、毎月の「キーワード」をご自身の生活に落とし込み、活用くださいませ。
9月もお元気にお過ごし下さいますように。
四柱推命が難しかった方へ