7月は、7日17:31「小暑」より始まり、8月7日までとなります。
「小暑(しょうしょ)」とは、梅雨が明け、セミの鳴き声が聞こえ始め、暑さが本格的になる頃です。
- 2023年7月の運勢(7月7日~8月7日まで)
- 7月の全体の運勢
- 7月の吉方位(きちほうい・きっぽうい)
- 7月の凶方位(きょうほうい)
- 7月の吉日
- 本命星別の7月の運勢
- 一白水星(昭和2,11,20,29,38,47,56,平成2,11,20,29年生)
- 二黒土星(昭和元,10,19,28,37,46,55,平成元年,10,19,28年生)
- 三碧木星(昭和9,18,27,36,45,54,63,平成9,18,27年生)
- 四緑木星(昭和8,17,26,35,44,53,62,平成8,17,26年)
- 五黄土星(昭和7,16,25,34,43,52,61,平成7,16,25年)
- 六白金星(昭和6,15,24,33,42,51,60年,平成6,15,24年)
- 七赤金星(昭和5,14,23,32,41,50,59,平成5,14,23,令和2年生)
- 八白土星(昭和4,13,22,31,40,49,58,平成4,13,22,令和元年生)
- 九紫火星(昭和3,12,21,30,39,48,57,平成3,12,21,30年生)
- まとめ
2023年7月の運勢(7月7日~8月7日まで)
「7月7日」に一斉に運気が変わる訳ではありません
東洋の占いでは、月の始まりは「一日」から始まるのではなく「節入り」から始まります。
節入りは、月によって、年によって一日ずれたりもしますが、大体、月初4~8日くらいになります。これは暦(高島暦と呼ばれるものや万年暦)で確認いただかないとわかりません。
そして、節入りと同時に運気が「ガラッ」と切り替わるわけではなく、人によっては、半月ほど前から、または、節入りを過ぎてから「徐々に」運気が変わっていきます。体感には個人差があります。
6月の気がフェードアウトして、段々と7月の気にフェードインしますので、月の変わり目(端境期はざかいき=6/25頃~7月10日頃)は両方が混ざったような運気になりますので、端境期での吉方取りは、なるべく避けるのが良いと思います。
二十四節気と七十二候
農作業をする上で、季節を知ることは重要です。そのため、二十四節気は中国で作られました。1年を24等分し約15日ごとに季節感がわかる名前をつけたのが二十四節気です。この二十四節気をさらに3つに分けたのが七十二候。一つ当たり約5日間ですので、より細かく季節感を表現できます。しかし、こちらも中国から伝わってきたもの、中国と日本は気候が異なります。そのため、七十二候は、幾度か改訂されています。なお、「二十四節気と七十二候」は太陽の動きを元に決められているため、毎年、同じ日付になるとは限りません。(参考文献:「日本の365日に会いに行く」永岡書店)
7月の全体の運勢
7月の月盤は「三碧木星」が真ん中になります。
2023年の7月の月盤は、三碧木星が中宮に入ります。三碧木星が放つ気がテーマとなる月となります。
三碧木星と言えば易の卦では「雷」。そこから、音と光、電気、火花、爆発、騒がしいけれど実態が伴わない、詐欺、などの象意となります。
7月は、季節柄、「花火大会」や電力ひっ迫による「節電」など、電気の話題がテーマとなりそうですね。
個人の運勢を知ることも大切ですが、全体的な7月の気の流れも知っておかれるとご自身の7月の過ごし方の参考になると思います。7月の過ごし方・心構えをご覧ください。7月の吉日もご紹介しております。
7月の吉方位(きちほうい・きっぽうい)
天道
7月は「東」が吉方位の一つ「天道方位」です。今月の東は「暗剣殺」という大凶方位になりますので、天道方位だからと言って、吉方位にはなりません。
天道とは?
全ての人に良い方位とされていますが、五黄殺・暗剣殺・月破と重なると使えません。
個々によって異なる凶方位である本命殺・本命的殺・月命殺・月命的殺を天道が、その凶作用を打ち消すとも言われています。
月徳
今月は「未(南南西)」となります。本命星や月命星が「六白金星」や「九紫火星」になる方は、吉方位にはなりません。
月徳とは?
無理と言われていた愛が実ったり、思いがけない相手に巡り会えた、という特に女性に嬉しい方位です。その月の干支の方位になります。
12月(子)・・・北
1月(丑)・・・北北東
2月(寅)・・・東北東
3月(卯)・・・東
4月(辰)・・・東南東
5月(巳)・・・南南東
6月(午)・・・南
7月(未)・・・南南西
8月(申)・・・西南西
9月(酉)・・・西
10月(戌)・・・西北西
11月(亥)・・・北北西
7月の凶方位(きょうほうい)
今月の凶方位は、五黄殺は「西」、暗剣殺は「東」、月破は「北北西」です。
引っ越しや開運旅行として2泊3日以上の旅行に行かれる場合は、これらの凶方位の他に、あなたの本命殺や月命殺も避けるのが無難です(1泊2日や日帰り旅行は、気にする必要はありませんが、筆者の感覚としては「約100Km以上の移動」は、日帰りや1泊2日であっても「月盤」の影響が出るように思います)本命殺や月命殺は、人によって異なります。ご自身のご自分の吉方位・凶方位を知りたい方は、こちらまでどうぞ。
7月の吉日
※厳密には、その日の干支とご自分の干支の相性が良くなければ、吉日にはならないのですが、そこまで占い師に観てもらわなくても良い、簡易的に吉日を知りたい、と言う方は、ご参照ください。
天赦日(テンシャニチ)
8月4日(金)です。一流万倍日とも重なります。
天赦日とは、年に数回のレアな吉日。何かを始めるのに適した日です。
7月の一粒万倍日
一粒万倍日とは、何か事を始めると、一粒の籾が万に実るかの如く、発展する日と言われていますが、物を借りたり、お金を借りるのは良くないとされます。7月の一粒万倍日は「午」と「酉」の日です。
7月11日(火)
7月14日(金)
7月23日(日)
7月26日(水)
8月4日(金)
【再掲載】隠遁始めの日(陰遁切り替えの日は7月5日)
7月5日から、日盤を作成する際には、それまでの陽遁から隠遁(陰遁)で気学方位盤を作成します。
これは日盤を作成する時にのみ関係することですが、陽遁の期間は、日々の日盤は中宮の九星が「一白水星→二黒土星→三碧木星→四緑木星→五黄土星・・・」となりますが、7月5日「甲子日」より、「九紫火星→八白土星→七赤金星→六白金星→五黄土星・・・」となります。
夏の土用
2023年の「夏の土用期間」は7月20日から「立秋」前日の8月7日までとなります。
十二支を五行(木・火・土・金・水)に分類すると、辰(4月)未(7月)戌(10月)丑(1月)は「土」になります。ですから、土用期間は、この月々にあります。
土用期間は、季節の変わり目(春→夏、夏→秋、秋→冬、冬→春)の18日期間のことを言い、「土」の気が高まる期間です。
この期間は、土の神様(土公神・どくじん/どこうじん)が、土に戻って来るので、触らない方が良いと考えられてきました。
土公神とは? 陰陽道(おんようどう)で土をつかさどる神。春は竈(かまど)、夏は門、秋は井戸、冬は庭にあって、その季節にその場所を動かせばたたりがあるとされる。なお、地鎮祭にはこの神様に拝んでいます。参考文献:デジタル大辞泉(小学館)
土用期間の過ごし方
土いじり
昔から、土用期間には土いじり(草むしり、地鎮祭、基礎工事、造園、穴を掘る)は、控えた方が無難といわれています。
でも、間日(まび)の日は、土神様は天に戻り、土を留守にするので土をいじっても良いそうですよ。
夏の土用の間日は「卯」「辰」「申」の日、7月20日(卯)、21日(辰)、25日(申)、8月1日(卯)、2日(辰)、6日(申)の6日あります。土用期間中、やむを得ず、土いじりをしなければならない日は、これらの日に行うと良いでしょう。
天候病(気象病)との付き合い方
土用期間は、季節の変わり目ですから、大気が不安定になり急に天候が悪化することもあります。
温度、湿度、気圧の影響で自律神経の調子が崩れやすくなるとも言われています。「天候病」「気象病」などと呼ばれ、古傷や関節が疼(うず)いたり、頭痛や鬱っぽくなる方も少なくありません。
自律神経の不調が原因ですから、自律神経を整えることで改善が期待できます。
「規則正しい生活」や「食生活の見直し」、「適度な運動」をするなど、いつも以上に、このようなことを意識して7月は過ごしたいものです。
土用期間の吉方取りはしない方が良い?
天気や体調が不安定なこの時期に、行ったことのない場所にわざわざ行くことは、返ってストレスになりませんか?
吉方取りは、何が何でも行かなくてはならないものでもありません。
ちなみに土用期間だけ「土用殺」なる凶方位があります。夏の土用期間の凶方位は「南西」です。
本命星別の7月の運勢
※ご注意※ 節分(2/3頃)前に生まれた方は、前年が「生まれた年」となります。
ラッキー方位は、本命星からしか観ておりません(「吉方位」と言います)吉方取りをなさる場合は「月命星」からも観ます(「最大吉方位」と言います)詳しく知りたい方は、個人鑑定をご利用ください。
一白水星(昭和2,11,20,29,38,47,56,平成2,11,20,29年生)
春のお部屋「震宮」に入るので気持ちが前向き、新しいコトやモノに関心が向かいます。暗剣殺が付くので、新しいものにはすぐには飛びつかず確認しましょう。詐欺かもしれません。
良くも悪くも「明らかに」なります。モノやコトとの別れや人から注目される機会があり、美容に関心を持つ方もいそうです。
仕事や作業は、やっと、集中できコツコツはかどり、手ごたえを感じられそうです。
ラッキー方位:南
二黒土星(昭和元,10,19,28,37,46,55,平成元年,10,19,28年生)
積極的になります。
ご縁が結ばれる「巽宮」に入ります。結婚を考えている方は、異性と親密になる気が高まりますので、既にお相手がいる方は結婚が決まりそうですし、お相手のいない方でも、婚活をスタートすることになるでしょう。
人脈がSNSを通して拡がりそうです。お誘いや依頼も増えるので多忙となり、売り上げも上がるでしょう。
安請け合いはせず、取捨選択や優先順位を意識しましょう。早合点や早とちりには御用心。
ラッキー方位:南西、北
三碧木星(昭和9,18,27,36,45,54,63,平成9,18,27年生)
人に振り回されることの多かった6月を終え、これまでのことを一旦「リセット」することになりそうです。特に長すぎた春に終止符を打つ=結婚する決意を固めそうです。
自分に自信がありますので、ご自身のやり方を押し通してしまいそうです。意識的に周りの意見に耳を傾けて、これまでの軌道修正、計画の見直しをしてみましょう。
住み替えやリフォームなど、お住まいに関わる動きが出そうです。
ラッキー方位:北西
四緑木星(昭和8,17,26,35,44,53,62,平成8,17,26年)
6月に環境を変えた人もいるのではないでしょうか。7月は「乾宮」に入りますので、全てにおいて理想が高くなり自分に投資して自分を高めようとするので、出費も増えがちです。
人のために役に立ちたい、という気持ちが高まり、ボランティアをする方もいるでしょう。
多忙を極めますので過労に注意、新規のことに挑戦する機会が増えますが、実入りは伴いません。
ラッキー方位:なし
五黄土星(昭和7,16,25,34,43,52,61,平成7,16,25年)
九星の中で1、2番目くらいにツイてます。兌宮に入りますので、今まで忙しく頑張ってきたご自分にご褒美をあげたくなりますので、贅沢しやすい月となります。
仕事には集中できません。7月は6割出来たら良しとしましょう。
飲食、お出かけの機会が増え、男女の交わりも活発になる暗示があります。浮気は厳禁。
ラッキー方位:南西、南東、北
六白金星(昭和6,15,24,33,42,51,60年,平成6,15,24年)
月破が付きますので、アテが外れる、計画通り行かない、とストレスを感じるかもしれません。
そのせいか、美味しいものを食べるなど、贅沢して発散したくなります。
今まで順調に来た方でも、一旦立ち止まり、事業の縮小や撤退、業務改革、取捨選択など考えさせられそうです。人間関係においても同様、整理することもありそうです。それに伴って、ゴタゴタしそうです。
ご自分の意見を押し通しがちなので、相手や周りの意向も聞くようにしましょう。
ラッキー方位:南、南東、北
七赤金星(昭和5,14,23,32,41,50,59,平成5,14,23,令和2年生)
良くも悪くも目立ちます。頑張ってきた人は評価され、隠し事のある人はバレてしまいます。
美容に関心が向き、知識欲が高まるので本や学習教材を買うなどの出費がありそうです。
7月は、家族、親族や相続について向き合うことになりそうです。目上(知識のある方)の方に相談することで適切な選択ができそうです。
ラッキー方位:南東
八白土星(昭和4,13,22,31,40,49,58,平成4,13,22,令和元年生)
厄月である「坎宮」に入ります。離合集散の気が働き、別れたい、離れたい、辞めたいという気になりそうですが、決断は急がない方が良いです。
化粧品や洋服などの美容や占いに関心が向いたり、外食やショッピングに結構、お金を使いそうです。
「土台固め」の坎宮ですから、勉強をするのが良いです。異性と親密になりやすい気がありますので、浮気しがちです。大切な方がいる方は気を引き締めましょう。
凝りそう、ハマりそうな7月になりそうです。悪いものや悪い習慣を付けないようにしましょう。
ラッキー方位:南東、南西
九紫火星(昭和3,12,21,30,39,48,57,平成3,12,21,30年生)
厄年の2023年、7月から少しずつ良くなっていきます。もう一度、やってみよう、がんばってみようという気持ちになり、モチベーションも上がってきます。
月徳もつくのでラッキーなことがある予感。今年の上半期を終え、7月は密かに今後の計画を考えようとします。7月は、変化がありそうです。業務が変わる、異動もあるかもしれません。
変化の月でもあります。今まで、しんどかった人ほど、良い変化に導かれそうです。
ラッキー方位:北西
まとめ
2023年の前半が7月までとなります。6・7・8・9月が、2023年の運気が強く出ます。もう一度、2023年の各本命星の運勢をおさらいするのも良いでしょう。
四柱推命が難しかった方へ